所属している不動産に関する「大家さん学びの会」にて講師をさせていただきました。

「大家さんの立場から見る法人化のメリット・デメリット」や「株式会社と合同会社との違い」について、セーフティネット住宅入居支援制度についてお話させていただきました。
専業大家さんでも兼業大家さんでも、「法人化」に悩んでいる方を多く見かけます。
どのくらい売上が上がったら法人化したほうがいいか？
相続対策に法人化は活用できるか？
株式会社と合同会社のどちらを選んだほうがいいか？
など、検討するポイントが多い法人化というテーマに、ご参加いただいた方からも多くの質問をいただきました。

結論としては「税理士さんと相談して」ってことになりがちではあるのですが、法人化するにせよ、しないにせよ、将来のことをしっかりと考えて行動する必要は、誰にでもありそうですね。

株式会社と合同会社の大きな違いは「設立費用」にあります。
※他にももっとあるのですが、個人の大家さんが法人にしようかどうか検討する上では、設立費用以外にはあまり気にしなくていいと考えています。
ともに「定款」を作成するのですが、株式会社は公証役場での認証が必要で、登録免許税（印紙代）と合わせて20万円くらいかかります。
これに対し合同会社は、（電子署名を使えば）定款作成時の公証役場の認証が不要で、登録免許税も6万円とお安く設立できます。

あまり大きな違いがないのなら、安いほうでも？という気持ちで合同会社を選んで、必要があれば株式会社へ変更するということも可能です。