相続・遺言コラム

2021.11.11

遺言書の検認はこのコラムを読んで、リラックスして行ってきてください

  • 相続手続き

ちょっと前置き長いのであれだったら読み飛ばしてください。

完全に前置き 私のドラクエ思い出話

先日、ドラクエの音楽を手掛けた作曲家すぎやまこういち氏が亡くなりました。
私はゲームをする習慣が一切ないし、正直、全く興味もありません。
なのに、なぜかドラクエⅢだけやり込んだ記憶があり、ドラクエ音楽も大好きです。

やり込んだとか言いましたが、実際は
「ジパングあたりで飽きる⇒辞める⇒数か月後にまたやりたくなる⇒やっぱりジパングあたりで飽きる⇒辞める」
を何度も繰り返したというだけです。
なので、オーブは集まってないですし、当然、あの鳥にものったことはありません。

少しずつ本題に ドラクエと遺言書検認の接点

なんで急にドラクエの思い出話が始まったかと言うと、
実は先日、遺言書検認のコラムを書こうと思い
遺言書検認の付き添いに行ったスタッフに色々聞いてたときに

「裁判官は奥の部屋で待機してるんです。決して姿を現さないんです!」
「ドラクエのラスボスみたいだね笑」
という話になったので個人的なドラクエの思い出話をしてみました。
ただそれだけです。
貴重な時間をすみません。

本題の前置き このコラムをかいた想い

さて、裁判所に行くということは、人生でそう何度もない出来事だと思います。
なので、たとえ遺言書の検認という決められた作業を行うだけだったとしても、
「裁判所に行く」ということ自体を不安に思ったり緊張されたりする方は多いと思います。

不安に思い「遺言書 検認」とネットで検索しても
全体の流れとか、制度についてとか、申立の方法とかはたくさん出てきますが、
肝心の「結局、裁判所に行って何をさせられるのか」ということが
具体的に書かれている記事がない。。

そこが知りたくありませんか?
私だったら少しでも事前に知っておいて安心していきたいな。
と思いました。

なので、このコラムで「こんなことするんだー」
と事前に知ってもらって、少しでもリラックスして裁判所に行ってもらえたらなという想いから、
遺言書の検認の流れを書いていきます。

前置きが長文になりましたが、はじまりはじまりー。

遺言書の検認とは

裁判所のHPにこんなふうに書かれています。

  • 「検認」とは,相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるとともに,遺言書の形状,加除訂正の状態,日付,署名など検認の日現在における遺言書の内容を明確にして,遺言書の偽造・変造を防止するための手続です。遺言の有効・無効を判断する手続ではありません。

色々かいてますが、要は「確かに遺言書はあったよね」という確認をしていく作業です。

検認が必要な遺言書

全ての遺言書に検認が必要なわけではありません。
公正証書遺言と法務局で保管されている遺言書については、検認は不要です。

なぜなら、検認の趣旨は「確かに遺言書はあったよね」なので、
公証役場や法務局で保管されている遺言書については、
そんなことするまでもなく「確かに遺言書はあったよね」となるのです。

遺言書を発見したら勝手に開けないほうがいい

遺言書を勝手に開けてしまうと、5万円以下の過料が科せられる可能性があります。
5万円って大きいですよね。
開封せずに検認の申し立てをしましょう。

因みに、開封してしまっても遺言書の効力が失われるわけではないのでご安心ください。

いよいよ「裁判所で何をするのか」というところ

スタッフから聞いた検認の流れをそのまま書いていきますね。

全ての所要時間目安:約30分

※いきなり「検認お願いします」と裁判所に行っても取り合ってもらえません。まずは、検認申立をしてくださいね。

1.家庭裁判所から日時と場所が指定された書類が届く
2.指定10分前くらいに、指定された場所(書記官室)を訪ねる
3.その場で相続人の本人確認書類を提示し、署名+申立のときに使った印鑑で何か所か捺印する
⇒提出した戸籍が返却される——-いよいよここからラスボス「裁判官」の元へ——-5.裁判官が待つ部屋へ。相続人のみ通されます。
6.裁判官から「遺言書の筆跡と被相続人の筆跡は同じですか?覚えはありますか?」等確認される。
関係性によっては「年賀状とかのやり取りで見覚えありますか?」等聞かれるそうです。
10分ほどで終わります。——-おつかれさまでした。ラスボスを倒したのでアリアハンに戻りましょう——-7.印紙150円を渡したら、遺言書の最後に「検認済み」の証明を貼り付けられて返却される

持参するもの

戦うためには武器が必要です。
・本人確認書類
・検認申立のときに使用した印鑑
・印紙150円
※印紙は福岡地裁だったら地下1階のコンビニで販売されています。

これをもって挑みましょう。

まとめ

どうでしたか?
できるだけ当日の流れを細かくかいてみました。
付き添ったスタッフの率直な感想は
「必要なものさえ忘れなければ何とかなります!」
だそうです笑

リラックスして、いってらしゃ~い(^^)/

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